療術の4種目:

カイロプラクティック/手技療法

 人間の体は骨と筋肉によって支えられています。骨が歪んだり、筋肉が弱ったりしてこのバランスが崩れてくると神経系・ホルモン系・循環系などの調子が狂ってきます。

 この結果、痛みや内蔵の不調、抵抗力の低下となって現れます。カイロプラクティック整体術などの手技療法は、このアンバランスな部分を再び正しい状態に調整し、神経などが順調に働くようにととのえることを目的としています。

 太陽の光はすべての生き物を育む源です。光線療法は、このような太陽の力を活用して生理機能を整えたり鎮痛消炎解毒作用や皮膚の抵抗力を強めたりすることを目的としています。

 患者の症状によって紫外線可視光線赤外線などの化学作用や物理的作用を使い分けることになります。

光 線 療 法

 神経の働きは電気的な反応です。人は疲れてくると、この反応が悪くなってきます。電気療法は、この原理を利用し、高周波電流低周波電流超短波などを体に流すことによって、体内の電気の状態を変化させたり、熱を発生させたりして、痛みを取ったり、疲労回復を図ったり、筋肉を鍛えたりします。

電 気 療 法

 痛いところ、凝ったところを暖めたり、叩いたりすると楽になることがあります。これは患部に熱などの刺激を与えると眠っていた自然治癒力が目を覚ますからです。

 この原理を利用し、皮膚に熱を加えたり、物理的な刺激を加えたりする治療法が温熱・刺激療法です。

 刺激された皮膚の周辺では血液やリンパの循環が改善され、鬱血の解消や鎮痛・消炎効果、痙攣の緩和が見られます。。また、この刺激は神経や内分泌系を通じて臓器に伝わり、内蔵の働きを活発にします。

温熱・刺激療法

(全国療術師協会発行 ポノス No.15 より一部抜粋)